
ようやく足場がはずれ、建物の外観が分かるようになりました。下見板に真壁の漆喰塗り。屋根がいぶしの瓦葺き。この都市部にあっても、木造らしさの要素でまとめることができました。
ご近所のマンションにお住まいの方が、小学生を連れて、突然やってこられ、「これが本物の家よ、よく見ておくのよ」と子どもたちに言って、内覧会を楽しみにしていると去っていかれました。その勢いに面食らいましたが、その方の実家は地方で300年続いた旧家で、こういった木組みの家にお住まいだったようです。都市の中でこのような家づくりがおこなわれているのに興味をもたれていたようでした。ちょっとうれしい気分になりました。

内部の壁の仕上げも今日でほぼ終わる状況となっています。漆喰を丁寧にコテで抑えながら平らに仕上げていきます。最初トロトロしていた漆喰が徐々に押さえ込まれて、表面がしっかりとしていく様が見ているとよく分かります。
一般の白い漆喰と異なり、顔料が入った卵漆喰は、柔らかな雰囲気となって、杉の感じとうまく馴染む色合いでした。良い提案をしてもらいました。
[2005.05.20]








